1. ご挨拶
2. 運営者プロフィール
3. 業務実績
4. 本研究所のコンセプト
ご挨拶
私は40年以上にわたって環境のコンサルタント会社で勤務してきました。私がコンサルタントを目指した時代は、世界が公害問題に苦しみ、経済発展を第一とした産業活動による弊害から人々の健康や生命をどのように守るかを模索している時代でした。その課題は国や地域により変わっていて、それぞれの国、地域等で独自の対策を検討、実施していました。しかし、21世紀に入る直前に地球温暖化という新たな課題が見つかり、その弊害が目に見えて世界中に広がってきました。今や、1つの国、地域で対応できるものではなく、世界中が取組むべき課題となってきました。
地球環境問題が世界の共通の課題と考えるきっかけとなったのは1992年の地球サミットでしょう。私は、この地球サミットに合わせて活動した「水道と地球環境を考える研究会」に誘われて、本の出版作業に参加しました。この研究会は水道事業に携わっている研究者、中央省庁や地方自治体の職員、さらにコンサルタントやメーカーの社員等の有志が集まって結成されたもので、それぞれの担当者が取りまとめた結果をこの年の11月に「地球環境時代の水道」として出版しました。世界でもまだ地球温暖化問題について明確な方針が出ていない時期に、この本がこのタイミングで世に出たことは非常に驚くべきことです。
私はこの集まり以降、コンサルタント業務で様々な分野で地球温暖化防止に向き合ってきました。水道事業、排水処理事業、廃棄物処理事業等における国内外の中央省庁、地方自治体からの発注業務において、化石燃料の使用を抑えつつサービスの提供や環境汚染防止を実現するというものです。当時不確かだった地球温暖化の恐れは30年を経ようとしている今、確実な脅威として我々に迫ってきています。2020年10月に我が国の首相が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする」ことを宣言しました。また2021年4月の気候サミットで、「2030年度において温室効果ガスを2013年度比46%以上削減することを目指す」とされました。この目標は大変な努力を伴うものと想定されます。
これまでのコンサルタント業務において感じてきたのは、中央省庁や地方自治体がどんなに立派な計画を立案しても、化石燃料の使用の中心である一般世帯や企業が行動しなければその目標は達成できないということです。それで、私は上記の高い野心的な目標に対しての支援をできる方法はないかと考えてきました。特に、一般世帯や企業がどのようにすればこの高い目標に近づけることができるのか検討していきたいと考え、その第一歩としてこのサイトを立ち上げました。同じ思いを持っておられる方がいれば、このサイトを通じてその人たちとのコミュニケーションも大切にしたいと考えております。
本サイトのコンセプトは「明るく健やかなサステナブル社会」です。「明るく」は快適で便利な生活を、「健やか」は安全で健康的な生活を指しています。どのようにしたら暗い不健康な生活ではなく、明るく健やかな生活を維持しつつ持続可能社会を実現できるのかを考え、それを目指していきたいと思っています。
サイト運営者 今田俊彦
(地域・国際持続社会研究所 代表)
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運営者プロフィール
項 目 | 内 容 |
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氏 名 | 今田 俊彦 Konda Toshihiko |
専門分野 | 環境管理・計画、廃棄物管理・計画 |
所有資格 | 技術士 上下水道部門(上水道及び工業用水道) 衛生工学部門(廃棄物管理計画) 総合技術監理部門 |
職 歴 | 大学卒業後、環境関連コンサルタントに40年以上勤務後、地域・国際持続社会研究所を立ち上げ 現在同研究所代表 |
学 位 | 工学博士 |
表 彰 | 環境大臣表彰(廃棄物・浄化槽研究開発功労者) |
所属学会 | 水環境学会 廃棄物資源循環学会 |
業務実績
本実績はサイト運営者のこれまでの環境コンサルタント企業における業務実績です。
業務分野 | 業務内容 |
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水道事業 | ・水需要予測調査 ・水道施設基本計画 ・配水施設の更新計画 ・渇水対策、節水対策指針作成 ・水道管路マッピングシステム(GIS)構築支援 ・水道事業水運用計画 |
廃棄物処理事業 | ・一般廃棄物処理基本計画 ・生活排水処理基本計画 ・生ごみ分別収集計画 ・バイオガス化施設計画 |
排水処理、海外事業 | ・東南アジアにおける排水処理対策調査 ・東南アジアにおける水道事業案件形成調査 ・東南アジアにおける漁港運営改善・改修に係る調査 ・水質浄化対策国産技術の適用可能性調査 |
本研究所のコンセプト
本研究所のコンセプトは以下の通りです。
「国内及び海外における環境保全、地域復興、災害対策等を中心とした持続可能な社会の維持・創出に貢献する」
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