前回の「お知らせ（2023年10月2日）」で、固定ページの充実についてお知らせしました。これまで投稿してきた内容を要約して分かりやすく取りまとめるというものです。
今回は「家電機器の省エネ」の第1回目として「テレビ」について、取りまとめました。今回の取りまとめでは、エネルギー消費機器の使用時の二酸化炭素の排出だけでなく、機器の製造過程での二酸化炭素排出についても整理しました。
エネルギー消費機器の製造から使用、廃棄までのライフサイクル全体にわたる二酸化炭素排出量を評価する手法をLCAと言います。ここではLCAの対象項目を二酸化炭素排出量に限定して文献調査を行い、分析結果を整理しました。
この結果は、製造時の二酸化炭素排出量は使用時のそれの1年分程度の値でしたが、それは日本における電気の脱炭素化が進んでいないことの証明でもあります。今後の電気の脱炭素化の過程では、製造時の二酸化炭素排出量にも注目が集まっていくでしょう。
今後整理するエネルギー消費機器についても、できるだけLCAの結果を整理していくことを目標にしています。今回はテレビに関するLCAの分析結果を追加して整理しましたので、以下よりご確認ください。