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家電機器の省エネ対策「エアコン」編を作成しました!

 過去2回にわたって家電機器の省エネ対策をこれまでの投稿を要約してまとめてきました。これまでテレビと照明について整理してきましたが、今回はエアコンについて取りまとめました。エアコンは夏季と冬季において家庭の消費電力量の3割以上を占めます。そのため、省エネ対策による省エネ効果は非常に大きいもがあります。

 エアコンの原理は冷媒を用いたヒートポンプであり、熱効率が非常に高いことが特徴です。その原理や特徴を再度確認することで、電気ストーブなどとの相違も理解が進むことでしょう。さらに製品への省エネ基準などの動向も示しており、現状と将来にむけての省エネ性能の実態も把握できます。

 また、これまで実測によって把握してきた省エネ対策とエアコンの消費電力量の関係についても短くまとめています。冷房時、暖房時の具体的な節電効果を把握することで、省エネ対策に取り掛かりやすくなると思います。製品の使い方だけでなく、住居の建材(壁、窓)などの断熱性向上対策についてもまとめています。

 さらに、エネルギー消費に伴う製造から使用、廃棄までのライフサイクル全体にわたる二酸化炭素排出量を評価した事例も追加しています。また、省エネとは異なりますが地球温暖化係数の大きな冷媒の漏洩による温室効果ガス排出量の算定例についても示しています。これらは、LCA(Life Cycle Assessment)手法により算定されており、その計算方法についても具体的に示しています。

 以上のことから今回の内容は、エアコンに関する「原理と特徴」、「省エネ基準」、「節電対策」、「LCAの分析事例」です。これらを個別に参照することができるようにリンクも貼っていますので、以下よりご確認ください。 

 「家電機器の省エネ対策」:<エアコンの省エネ対策>